今日はパンクの話

何故か、今日はパンクのお話が多かったなぁ~。
(久々に、ちょっと長文で書いてみたよ~。)

Copyright defactostyle Co.,Ltd. All Rights Reserved.
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先日、当店でタイヤをお買上&交換したばかりの
軽自動車の女性からお電話。

客様「いま、コストコの駐車場なんですけど、後輪タイヤが潰れてて・・・。」

マス「あらまぁ! 運悪く釘でも踏んじゃったんですかねぇ・・・。」

女性のお客様だし、マスターひとりじゃ~無ければ、
工具持って駆け付けるところなんですけど・・・。

えっ?下心? いえいえ違いますって~(汗)

話によると、完全にペッタンコにはなって無さそうなので、
近くで空気を入れてもらいながら、当店へ向かって頂く事に。

数分後、無事にご到着。

リアタイヤが少し潰れている。

ん~「スローパンク」ですねぇ。

クルマをフロアジャッキで上げて、リアタイヤを外してみる。

「あれぇ~?」

異物が刺さっている(刺さっていた)形跡が無い・・・。

「おぬし、厄介なヤツじゃな」

「こうなったら、三種の神器の出番じゃ!」

マスターが取り出したのは、神々しくボトルに入った
「水」←それかい!

おもむろにタイヤにぶっかけるも、反応無し?

「はっ!まさかっ!」

このお車は、社外のホイールで、エアバルブが付属の金属製ネジ止め式。

恐る恐るエアバルブの付け根に水を垂らすと・・・
プク・プク・・

ん~コレ(バルブ)が原因ですかぁ。

でも、マスターは、タイヤ交換の時には必ず、バルブナットの増し締め&バルブを指で摘まんで動かないかをちゃんと確認してるんですけどね。
(ゴムバルブの時も、しっかり喰い付くように指で大きく動かして確認する癖があるので)

タイヤを組み付ける時に、タイヤのビードでバルブを押し当てちゃうなんて初歩的なミスはしなかったし・・・。

考えられるのは、走行しててバルブを何かにぶつけたか、
イタズラでタイヤを蹴られ、運悪くバルブ部分を蹴られたとか。

念のため、他の3本も確認すると、リア2本ともバルブが緩くなっていた。

「む~」

両方ともタイヤを組外し、バルブを分解、ゴミなどの洗浄、オイルを塗り、
しっかりとネジを締め込んで完成。

とりあえず、エア漏れは解消されました。

でも、まぁ総じて言えるのは、ホイールも年期が入ってくると、
ゴムの部分が潰れて、痩せてきてしまうので、ちょっとした衝撃でも
ゴムが微妙にズレたりしてエアが漏れ易くなったり、ネジも緩み易くなったり
する可能性があるという事。

なので、ある程度の年期が入ったホイールはですねぇ、
タイヤ交換と同時に、出来れば鉄のバルブを捨てて「ゴムのバルブ」に替える事をお勧めしたいですね。


この他にも、スタッドレスがパンクしたから1本だけ交換したいというご相談。

替えたばかりらしく、本来なら、パンク修理で対応したい所ですが・・・。
パンクした状態でしばらく走ってしまったらしい。

引きずり」ですね。こうなると交換しかありません

でも、もうメーカーのスタッドレス在庫も、サイズによって殆ど無くなってきて
いるので、1本だけの調達は・・・正直言って苦労します。

何とか他地域の倉庫にある物を調達してもらえまして、後日の作業日程で調整しました。

皆さんもご注意下さいね!


そして、お電話でも。

「ランフラットのパンク修理出来る?」

ランフラットタイヤについて、勘違いしやすい内容がネットにも、無責任にいろいろ書き込まれているので、何を信じたら良いのか・・・。

ホント分かりませんよね。

マスターが、分かりやすくハッキリ言ってあげましょう!

ランフラットパンク修理出来ません!

厳密には、ある条件を満たしていれば修理出来ますが、もしかしたら修理出来るかも、というくらい「希な状態なら」です。

修理出来る条件は「パンクしていないパンク状態の時」だけです。

・・・って分かりにくいよね。

つまり、釘などの異物が刺さったまま、空気が殆ど抜けてない状態
発見されたパンク状態を言います。

この状態ならランフラット走行(タイヤの空気圧に支えられていない状態で走る事)をしていないので、何とか修理出来るかもしれない。という意味です。

ですから、TPMSなど空気圧モニターの異常表示が出てからでは、
もうアウト!

ディーラーなどで、タイヤ点検をした時に、釘が発見され、空気圧を確認したところ、殆ど抜けてない状態だった場合は、修理出来るかもしれませんね。

なので「ランフラットのパンク修理?ハイ!できますよ~」なんてテキトーな店があったとしたら、その店(店員)は信用しない方がイイですねぇ~。

「ランフラットのパンク修理したけど、ナンも問題無い」なんて書き込みは、
「上記の希な例だった」あるいは「かろうじて大丈夫なだけ」と思ったほうが
正しいのです。

マスターの所に「RFTのパンク修理出来る?」とお問い合わせされている時点で、もう修理不能の状態と思って間違いありません。

後で絶対に問題になるので、申し訳ありませんがお断りするしかないのです。

ちなみに、何とかして修理して欲しいからって「ウソ」ついて持って来ても、プロが見たらすぐ分かるので、やめて下さいね(笑)!


そして、最後にお伝えしておきます。

パンクと言えば【エバーチューブ】!(笑)。

三度目のテレビの放送が決定しました。

TBSテレビ 「ワザビト」
毎週日曜日 21:54~21:58
ナレータ:土屋太鳳

タイヤウォールの放送日は2016年2月28日(日曜日)ですよ~っ。

あの美しい太鳳ちゃんが、マスターの名前を呼んでくれるなんて・・・(涙)。
放送日が楽しみっす!