東京からご来店のお客様で、以前にタイヤ交換・ローテーション・オイル交換・バッテリー交換などの作業をさせて頂いたお客様。
その後も何度かメールでやりとりさせて頂いていますが、「今度、マフラー交換をしたいんですよね・・・」とのお話が。
マスター「喜んでやりますよ!」
作業工賃は・・・お客様の言い値でOKっす!ということで。
昨日ご来店くださいました。
部品などは、お客様自身で調達して頂きまして、取り付け作業だけをさせて頂く形ですからね。
マフラーと言っても、エキマニ、フロントパイプ、触媒、タイコ、など、色々なパーツに分かれていますが、今回はタイコ部分のみ。
予想では30分もあれば出来るかな?と思ってたんですが、これが大間違い!
マフラーの各パーツを接続する部分のボルト&ナット。
高熱が通過する部分ですし、雨水に晒される部分ですので、当然ながら錆び錆び(汗)
コレに潤滑スプレーを噴射して、錆に油が馴染むのを待ち、外すのですが・・・。
まぁ~、緩まないのなんの。
この手の錆びネジは細心の注意を払わないといけません。
ボルトナットの山をナメる事もあるし、最悪はボルトが「ねじ折れる」なんて事もありますからね・・・。
慎重に少しずつ力を加えては戻し、これを何度が繰り返して、格闘する事30分。
無事にネジが外れました。 ふぅ~(汗)
んでもって、続く「吊りゴム」これを外すのに苦労するケースもあるんですが、今回は難なく外す事が出来ましたが、外れた純正マフラーを見てみると・・・。
接続部分のボルトが、タイコ部分のパイプに溶接されているパターン。
ははぁ~ん。純正マフラーにありがちな仕様ですね。
でもって、交換する側のマフラーは・・・、コチラもニッサン(ニスモ)のマフラーですが、これは、パイプ連結部分に穴が空いてるだけ。
つまり、別途ボルトが必要な仕様ですね。
マスター「このマフラーの付属品にボルトは・・・?」
お客様「・・・ない。」
!!(声なき驚き)
「ボルトが無きゃ、付けられないじゃん!」
お客様と顔を見合わせて、焦るマスター。
・・・でも、そこで諦めないのがマスターの真骨頂。
マスターの古いパーツボックスを漁ってみると・・・。
何と!マスターが20年ほど前に栃木でブイブイ言わせてた時代。
シビックSiRⅡってFF車に乗ってたんですが、その時にマフラー交換してて、余っていたボルトが大切に保管されていましたよっ!
なんて物持ちが良いんでしょうか! 我ながら感心します。
でも、このボルト、ちょっと長くて、棒の半分しかネジが切ってないタイプ。
当然ねじ山が足りないんですが、大きめのナットをワッシャー代わりに挟み込み、ジャストサイズに調整して、装着してみると・・・。
完璧!
人間、諦めてはいけませんね、「成せば成る」ですよ。
お~、良い仕上がり!
エンドは太く広がってるけど、音は純正ニスモ、超~マイルド。
純正の吊りゴムのままでは、エンドパイプが下がり過ぎちゃうので・・・、
太くて丈夫なタイラップで吊りゴム部分の伸びを調整して、バンパーに沿うようフィットする高さに調整!
ん~、良い感じに仕上がりましたね!
マスターは、何が嬉しいって、何よりも、お客様の満足して微笑む「笑顔」なんですけどね~。
作業後に「マスターお疲れっ!」っと、デカビタCを差し出すお客様。
それを飲みながら、しばしご歓談。
・・・ふっと、お客様が一言。
「クルマ好きが集まって、ココでジュース飲みながら、お互いのクルマについて語り合う、そんな日が来るのが楽しみですね!」
ホントその通りなんです!
ココの読者さんならご存じの、チェイサードリドリ君、純正ホイールに細タイヤの走行フィーリングの結果を伝えにフラッ~っと来てくれたり。
フェアレディZ33さんも「子供用の自転車があるけどお子さんにどう?」って譲ってくれる話をしてくださったり。
ブログ見てますよ~!って、沢山のお客様がお声掛けくださったり・・・。
マスターが夢に見る「おとなの遊び場」は、ココにあります。
誰でもウェルカム!
皆さんも、ふら~っと遊びに来てくださいねっ!