当店に何度がご来店の、エスティマ引っ張りさんです(笑)
小さなお子さんも乗るけど、バリバリの引っ張り偏平タイヤで、遊び心満点のパパさん。
フロントは、225/30R20 リアは225/35R20
このサイズのタイヤを履かせるホイールの幅は、7.5~8が普通なんですが、 リアなんか、20x9.5 のホイールに履かせてしまおうという・・・。
つまり、タイヤ幅よりも太いホイールに履かせて、ビードを横に広げる(引っ張る)履き方ですねぇ。
↑これでも、空気圧300kpaほど入ってます!
なのに、完全にタイヤのビードとホイールリムが噛み合ってないっす~(笑)
なので、空気も抜けやすいし、パンクもしやすい。ホイールもサスもベアリングも痛みやすい。
そもそも、30タイヤで引っ張ったら、車に装着するとタイヤが殆ど見えないくらいの薄さ・・・。
だから、空気抜けてるかもわからんのよねぇ。
ということで、車の性能に対するメリットは・・・正直ないんだけどね(爆)
元々は、引っ張るとタイヤの角が寝る(台形になる)ので、ギリギリまでツライチで車高を落とせる & 偏平率(30)よりも更に薄いタイヤっぽくなる、って事で、あみ出された方法らしいですね。
今回は、ホイールにクラック(割れ)が発生して、空気が抜けるようになってしまったとの事で、履き替えたばかりの装着されているタイヤを、新調した中古のホイールに組み替える。という作業。
実はね、この超~偏平&引っ張りタイヤを、綺麗に剥くのって・・・、
難しいんです。
偏平タイヤを剥くだけなら、慣れた人なら誰でも出来るのよ。
でも、引っ張りタイヤって事は、ホイールリムとタイヤビードの間に距離があるって事ですからね。
更に、それを別のホイールに履き替える(生かす)って事を考えると、一気に難しくなるのよ。
殆どの人は、1発目の剥く作業で、ビードを切っちゃうんだよねぇ。
でも、マスターはそこか違うのよ~!
タイヤを使い回せるように綺麗に剥いて、履き替えちゃいますからねぇ~!
だから、極端な話、タイヤウォールにある廃棄タイヤは、中古タイヤとしても、安心して使えると思いますよ~。
あっ、ちなみに・・・。
マスターは、こういう「引っ張り」の履き方は、お勧めはしませんよ!(笑)
基本的に、お客様を見て、「この人なら大丈夫だな」ってマスターが判断して、可能な場合のみ対応していますからね!
常識と礼儀を知らない「輩(やから)」の車は、やりま・・・せん!
このパパさんも、リスク承知で遊んでるし、子供が居るのに危険な運転はしないでしょうからね~!