ブリヂストン・ミシュラン・ハンコック・ファイヤストーンなど、
大セール開催中のタイヤウォールなんですが・・・。
今日は、前から気になってた事を解決してみました。
それは、マスターの通勤快足クリッパー号(NV100)の「か細いタイヤ」。
タイヤ:145R12 6PR (外径:541mm)
ホイール:12×3.5J Inset+40 (鉄チン)
ん~、見るからに細すぎっしょ~(笑)。
それにライトトラック(LT)タイヤは、偏平率82%規格なので、ポヨポヨ&フラフラするんですよねぇ・・・。
<豆知識>
ちなみに、「145R12 6PR」 というタイヤは、 「145/82R12」 という意味で、偏平率の記述が省略されているタイヤは、全て偏平率 82% なのです!
更に、ちなみに「6PR」というのは、耐荷重係数(普通タイヤのLI値と同じもの)です。
「8PR」「10PR」「12PR」「14PR」などがあり、数字が大きくなるほど最大荷重能力(耐荷重)が大きくなるのですぅ~。
ということで、このか細さを、何とかしたい!
最近、千葉-品川の往復もあり、ずーっと思ってたんですよ~。
で・・・、ほい!チェ~ンジ!!(笑)
おっ!おぉ~、思ったよりカッチョいいぞ!
実は、このために用意したモノは一切ないのです。
つまり、タイヤウォールに転がってたモノだけを使ってます!
タイヤ:BRIDGESTONE NEXTRY 165/55R14 (外径:538mm)
ホイール:ホンダ車の廃棄モノ 14×5.5J Inset+40 (鉄チン)
鉄チンホイールって、インセットが書いて無い事が多いんですよね。
<豆知識>
ちなみに「インセット」とは、昔で言うところの「オフセット」です。
ホイールやタイヤが、クルマのボディー(タイヤハウス内や足回り)と干渉するかしないかを決める、重要な数値ですからね!
このホイールのインセットが幾つなのか?
簡単に調べる方法は・・・。
まず、ホイールの太さ(幅)を測ります。
写真では、190mmですね。
次に、ホイールを裏返し、裏側の縁に硬い棒など(写真では黒い定規)を渡し、ホイールの取付面から裏側の縁までの長さを測ります。
写真では、135mmですね。
計算式 : 135-(190÷2) = 40
(取付面から裏側の縁までの長さ)-(ホイール幅÷2)=インセット
このホイールは、インセット+40ということになります。
答えが「0」だった場合は、ゼロセット
答えが「マイナス」だった場合は、アウトセット
・・・となります。
ということで、ホイールは廃棄処分になったものを再利用しました。
ブレーキダストと劣化で錆び錆びでしたが、スチールタワシを使い、汚れをゴシゴシ洗って(汗)、ラッカースプレーで黒く再塗装。リム部分に、白いビニールテープでラインを施しました(笑)。
タイヤは・・・、注文受けて用意しておいたのに、ドタキャンされ(怒)、昨年から不良在庫化していた、かわいそうなネクストリ-ちゃん。
確認したら、145R12 (外径:541mm)と、165/55R14 (外径:538mm)の差は、たった「-3mm」なので、ジャストミート!
インセットから計算して、新しいホイールは、20mmほど内側にせり出す形になりますが、タイヤハウス内はクリア!でも、フロントのショックアブソーバーとタイヤの隙間が超ギリギリ!
念のため、これも廃棄モノのマルチスペーサ-3mmをフロント側に装着してクリア!
お手軽に、12インチから14インチへインチアップ&細さ解消&安定走行低偏平化、の完成で~す!
やべぇ。 いい感じだ。
(えっ?フロントはみ出してねぇ?! いや、出てない!・・・と思え!)
ちなみに・・・、気付いてる人、居るかな?
日産車にホンダ車のホイール。
ニッサンは、テーパー座ナット
ホンダは、球面座ナット(このホイールも球面座)
でも、マスターはプロなのに、球面座のホイールをテーパー座のナットで留めてます。
これ、一般的には、やってはいけない選択です・・・。
でも、逆にマスターはプロだから大丈夫なのです!
鉄チンホイール限定の方法ですが、プロが微妙な加減でグリグリと、少し強めのトルクで締め続ける事で、丸座面をテーパー型にしちゃうという裏ワザ!
でも、この逆はダメ!
テーパー座面のホイールに、球面座ナットを使うのはムリっす!
でも、お客様の作業ではやりませんからね!
マスターは頻繁に空気圧や締め付けトルクのチェックして、安全対策しているので出来るのですよ!
残念ながら・・・(笑)。