築地で有名な「茂助だんご」
甘すぎない「あんこ」の絶妙な甘さと、滑らかな餡の舌触りに、噛むとお餅の柔らかで繊細な食感。
醤油味の団子は、みたらし系ではなく、甘くない。
醤油を、うっすらまとった繊細な味で、これも餅と醤油がケンカせず、お互いを尊重し合う味わい。
これぞ「和食」というべき、素材の持つ「風味」を損なわない、絶妙な味。
茂助だんごについてブログなどで見聞きするたび「上品」とか書いてる人がいるけど・・・、マスターは、これを上品で高貴な味わいとは思わない。
それこそが江戸ッ子の庶民が愛したお団子だと思う。
江戸時代の街道の団子屋は、こんな味だったのだろう・・・と口の中で想像してしまう・・・。
甘ったるいだけのパンケーキやポップコーンごときに2,000円以上も払うようなアホな現代に逆行する、ホントに美味しい日本の伝統お菓子。
・・・えっ? 誰からもらったのかって?
ふふふ、それがねぇ~。
2階の歯医者さんのお客様で、週に1回クルマを停めに来て、「よっ!停めさせてもらうよ~!」って、気さくな、あの方なんです。
今日は、歯科医の予約が11:30からだったのに、わざわざ30分前に当店に来てくれて、話のついでにお団子を持ってきてくれたんです。
その気持ちが、ホントに嬉しいっす~!
今日は色々話をさせてもらいましたけど、やっぱりヤンチャなオッちゃんでした(笑)。
昔、町内に一人は居た「怖いけど、優しい、何でも知ってるオッちゃん」そのまんまです。
でも、愛娘を溺愛してるところなんか、めっちゃお茶目。
こうして、手みやげ持って話に来てくれる人が居るって、なんか感動しちゃいます。
だって・・・、生涯床屋一筋で、あの世に逝ってしまった親父。
そんな親父の店にも、そのようなお客さんが、たくさん来てくれてましたからねぇ・・・。
あーっ!また、無断駐車!(いつもの同じ車だよぉ・・・。)
も~っ!いい話で終わらせてくれよ・・・。