秘密工作プロジェクト
全く動かなくなってしまった原付バイク
その名も「スズキ チョイノリ」
まず皮を剥いて、素っ裸状態になったチョイノリ。
さて、どこがダメなのかな・・・。
えっと、バッテリーは・・・。
無い。
そうか、スターターが無いからバッテリー要らない仕様ね。
では、スイッチON、ガソリンコックON。
キックスタートを踏み込む。
ボ・ボ・ボ・・・
ふむふむ、音的にはシリンダーヘッドなども動いてる感じだ。
きっとエンジン自体は壊れてない気がする。
って事は、たぶん不動の原因は燃料系だね。
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まず、タンクから古いガソリンを全て抜き取る。
そして、キャブレター内の残留ガソリンもドレンから全て抜き取る。
お次はエアクリーナーを外し・・・。
あらら、エアクリーナーがスポンジケーキのように「しっとりホロホロ」
これじゃぁエンジン窒息状態、使い物にならん。
ということで、モノタローで汎用エアクリーナーを調達。
結構な大きさで、自由にカットして使える(お値段366円)これなら8枚くらい取れそうだ。
ちょいとエンジンオイルを浸して絞り、エアクリーナー準備OK(って乾式でも大丈夫さ~)
吸気とくれば排気。
マフラー錆び錆びで古くさい感じが嫌だったので、まず取り外し。
穴は空いてないし、配管もつなぎ目も大丈夫みたい。
セッセとワイヤーブラシで擦り、錆を落とし。耐熱塗料で色づけ。
いいんじゃない。
んじゃ、キャブレターを外しましょう。
えっ?今時は便利なケミカルがあるって?
クリーナーキャブ
そんなモン、激安ブレーキクリーナーと何ら変わらんし!
ということで、躊躇せず分解。
(作業に集中すると写真忘れる。)
ガソリンのカスが溜まってましたので、マイナスドライバーでガシガシ擦り、ブレーキクリーナーとエアーツールのノズルでカスをぶっ飛ばして詰まりを解消し綺麗に。
とりあえずジェットのセッティングなんて気にせずノーマルと同じ状態で戻します。
あとは、エンジンオイルも交換しなきゃ。
チョイノリって、エンジンオイル交換時期が・・・。
何と500km走行毎?!
普通の人なら、絶対やらないよね。
幸いにも、当店にはエンジンオイルが売るほどある。
(ってか、売ってるっちゅーの!)
4ストだから乗用車用で何ら問題なし。
今回はチョイ奮発して「エコロード5W-30(当店では1,012円/Lでございます)」をチョイス。(容量が300mlだから、税別304円くらいのコストです)
ドレンからオイルを抜いてみると、いや~真っ黒!
ちょっと新品オイルを追加しつつ、残留オイルを吐き出してから、規定の300mlを補充。
あっ!点火プラグはどうかな?
プラグをエンジンから外してみると、案の定ススだらけ。
ワイヤーブラシで擦り綺麗にしてっと。
ジェネレーターと配線は・・・。
エンジンに付けずにキックを踏んでみると、スパークしてるから大丈夫でしょ。
ハイ!全部元に戻して、エンジン始動テスト~!
お~、生き返った!
ちょいとキャブの燃調(右のプラスネジ)とアイドルスピード(左のマイナスネジ)をぐりぐり回して、エンジンの回転が安定するところを探せば完璧!
こうして、不動のチョイノリも再起動に成功しました~!
次は、ボロい外装をカッチョ良く仕上げまーす!
そして、保険関係揃えて、ナンバー取得!
(連載、続きます。)
目指せ!原チャリ通勤~!